A handful of stars...

こんばんは、ぽんかんです。

京都は北の小さな街でも、
雪と雲に閉じこめられた長い冬が終わり。

一昨晩は、久しぶりに澄みわたった夜空が広がっていました。


そんな中、
転勤間際のプレゼント、というわけではないでしょうが、
ウチのボスのイキな提案で、当社の天文台へ行きました。



少し濡れた匂いのする土の斜面を登り、
暗闇の木々をくぐり抜け、

小さなライトで、足下の枯れ葉を照らしながら進んで、

突然、
ぽかっと林が後退して空が見えたら、そこが目的地。

静寂に包まれた白いドーム。
私達の、天文台。


少し固くなっている鍵をまわし、
扉を開けると。
黴臭い空気、
色褪せた写真、そして
我が物顔に鎮座する、
特大口径のカセグレン式望遠鏡。


心なしかいつもより笑顔のボスがボタンを操作して、

さび付いた音を立たせながら、
ドームを開ける。

巨大な、白い筒の“瞳”が、
蒼い夜に眼差しを向ける。



……

………とても月が明るい夜だったので、星雲なんかは綺麗には観測できなかったけど。


彩られた輪と、

表面に浮かび上がった模様。

それから、すぐ側に小さな小さな光。


絶望しそうな距離の闇の中で延々と寄り添う、
土星とタイタン。


……レンズを通して見えたのは、
堪らない、それでも何故か暖かな気分になる、視界でした。

ボスの、
ホントに粋な、最後の贈り物。





……ぽんかんは間もなくこの地を離れ、
横浜に住み、東京に勤めることになります。

あらためて振り返ると、
豊かな、一年間だったと思います。

次の一年を、より豊かにすることを誓って、
今晩は、この辺で。
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by ponkansherbet | 2008-03-19 23:20
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