ご無沙汰しております。
ぽんかんです。 先日、 本を買いました。 ちょっと凄いプレミアがついていて、 定価の800倍程の価格でしたが。 どうしても、 何がなんでも、 これは恋か?恋なのか!?と思うほど。 欲しかったので。 父に無理を言って金を借り、 清水の舞台から飛び降りながら三回ほど切腹し、 買いました。 大正15年初版、昭和10年改版 「天氣と天氣豫報 改訂新版」 定價 壹圓貮拾錢 なり。 1.2 × 800 = 960.0≒¥1000 ・・・財布をおうちに忘れてきていたもので、 ぽんかんパパンに拝借いたしましたと言う経緯にござい(笑 まぁ、 今のぽんかんには1000円だって大金ですよ? さて、この「天氣と天氣豫報」。 実によい。 旧漢字が難しすぎてところどころ読めないところが実によい。 颱風=台風、 反對=反対、 氣壓=気圧、 あたりはまぁ分かりますが、 粁=キロメートル、 粍=ミリメートル 晝間=昼間 ・・・このあたりから怪しくなってきます。 大體、 相關聯する 等はぽんかんお手上げです。 (IMEで悪戦苦闘した結果、 大體=大抵or大体? 相關聯=あいかんれん【相関連?】 である可能性が高そうです。よく分かりませんが(笑)) それにしても、この画数の多さとか、 直線的な字体とか、 なんか無意味に男性的で格好よいですね(本当か?)。 最後に、 今日のタイトルにもなっている各風力階級の解説が 時代がかってて(実際に古いのだからあたりまえだけど) なかなか面白いと思ったので、少し引用。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 風力〇 静穏 煙が眞直ぐに昇る。 風力一 軟風 身體に弱く風を感じ草木の葉が僅かに動き、水上には漣が生ずる。 風力二 和風 樹枝、樹葉は少し音を立てゝ動き、凧等揚げるに適す。 海上には稍浪がある。 風力三 疾風 土地が乾燥すれば砂塵を吹き揚げ、風音も稍強く,海上では多少白浪を見る。 風力四 強風 風音強く樹木はひどく動揺し、看板の類が吹き飛ばされ、 建築中の家屋の吹たおされることがある。 海上浪高く小舟の航行不能となる。 風力五 烈風 弱い家屋の吹き倒されるもの、弱い樹木の吹き折られるものがあり、 戸外は歩行困難で其の強い場合には強健な男子も歩行殆ど不可能である。 海上は汽船の航行も困難または全く不能になる。 風力六 颶風 海岸の極めて風當りのよい處又は高山などの外は數年又は數十年に二、三回位は あることもあると云ふ程度の猛烈な風で被害甚大。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ …烈風よりさらに上の颶風の中で“強健な男子”はどうなるのか、 今度、スゲェ台風でも来た時に実験して見たいと思います。 ・ ・・ ・・・ 古書は、 実に愉快になります。 ・・・ちょっと、お手てが黴臭くもなリます。
by ponkansherbet
| 2005-11-21 04:56
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PONKANとリトルJの毎日。
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